古都・奈良に春を告げる東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)も終わり美し国「日本」に春が訪れます。
美し国、四季のある国、日本。桜が咲くこと、雨が降ること、紅葉が散ること、そして雪が降ること。 我々日本人は、その美しい自然の変化を愛でてきました。また、古いものを捨て、新しいものがあふれていく現在社会のなかで、古くから日本にある伝統を見なおすこと。それは、移ろう季節のなかから不変のものをみつけだすことと似ています。
春は 物事の始まり、新年の始まりですね
春されば まづ咲くやどの梅の花 独り見つつや 春日暮らさむ 山上憶良 『万葉集』
受験前の慌しい、そしてピンと張り詰めた校舎内とは打って変わって、穏やかで優しい空気に変わっています。
うち山や外様しらずの花盛り 松尾芭蕉
桜の開花も聞かれました。さぁ~、花の季節到来です!
卒業・入学シーズン、社会人の私たちも新しい扉をひらく季節です。
若者たちに「1つ大人に近づいた君に花むけのエール」をたむけます!!
『論語』 の一節 子張曰わく、何をか五美と謂(い)う。 子曰わく、君子、 恵して費(つい)えず、 労して怨みず、 欲して貪(むさぼ)らず、 泰(ゆたか)にして驕(おご)らず、 威にして猛(たけ)からず。
どういう意味かと言うと、
人に恩恵を施しても無駄はしない。
人を労働させても恨みを買わない。
欲する物があっても貪らない。
ゆったり構えていても傲慢にならない。
威厳があっても猛々しくない。
将来のリーダーになるべき者は、勉強だけでなく、人としても立派な人になっていきましょう。
最後に、
梅わぁ~咲いたか、桜わぁ~まだかいなっ。
梅とぅ~桜のぅ~あいだにわぁ~、桃があるぅ~うヨイヨイ♪(笑)